14日閉幕したデジタル技術見本市「CES」。オンライン開催を受けてトヨタ自動車など日本車メーカーが出展を見送るなか、米ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)にスポットライトがあたった。
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「電気自動車(EV)への流れは変曲点を迎えた」。講演でバーラ氏は高級車や商用車、ピックアップトラックのEVを発表。「すべてのクルマの電動化をけん引する」と表明した。
GMの設立は1908年。「T型フォード」の大量生産で先行した米フォード・モーターに対し、「すべての予算と用途に合うクルマ」を提供する戦略を掲げ、社名通り「ゼネラル・モーターズ(総合自動車)」として最大手になった歴史がある。
EVの大量生産をなし遂げた米テスラの現行モデルは4車種。これに対し、GMは25年までに30車種を投入し、EVで「総合自動車」を目指す。この目標をCESで語られがちな大言壮語と捉えるのは早計だ。同社はこのために厳しい構造改革を進めてきたからだ。
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