Monday, July 25, 2022

新装「伊豆の踊子号」お披露目 エンジンいたわりつつ、来月から運行 - 朝日新聞デジタル

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南島信也

 【静岡】伊豆・天城路の観光名物、ボンネットバス「伊豆の踊子号」のリニューアル整備が完了し、生まれ変わったレトロな車両が25日、伊豆市の東海バス修善寺営業所でお披露目された。

 踊子号は1964年製で、創立105年を迎えた東海自動車(本社・伊東市)のシンボル的存在になっている。今年2月から半年間かけて、内外装とブレーキの修復を中心に大規模な整備を行った。

 オレンジとクリーム色のツートンカラーに、丸みを帯びた姿が愛らしい。腕木式ウィンカーもサビが落とされ新品同様だ。乗り込むと、油が染み込んだ木の床の匂いがする。黄八丈の着物姿の踊子に扮したバスガイドの間部礼香さん(22)は「窓が開けやすくなり、扇風機も導入されて少しだけ涼しくなった」と話す。

 かつては天城越えもしていたが、今後はエンジンをいたわりながらの運行になるという。8月は週末にツアーを行う。申し込みは東海バストラベル(電話0557・38・6660)。(南島信也)

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