「あえて新しいことに飛び出さなかった。大手がやめたものを拾う、画家ミレーの『落ち穂拾い』が経営方針」と話すのは岡本正昭社長(78)。小さな振動を与えると電気に変換し、逆に電気を加えると振動に変換する電子材料「圧電セラミック」は、百円ライターやカセットコンロの点火に使用されている。大手が撤退したこの分野で用途開発を続け社会貢献する。
微小な振動を検知するため、高速道路橋の劣化診断センサーに使われているほか、半導体の洗浄機にも繊細な振動が適していて応用される。ただ「世の中に役立とうとすると一社だけでは難しい」。得意分野を持つ中小企業がつながり、商品を生み出せる仕組みづくりの必要性も訴える。
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