極超音速・スクラムジェットエンジン実用化に向け ロケット打ち上げ 鹿児島[07/24 10:39]
音速を大きく上回る次世代型エンジンの実用化に向けたJAXA=宇宙航空研究開発機構の観測ロケットが24日午前、鹿児島県の肝付町から打ち上げられました。
「S−520−RD1」は、24日午前5時、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。ロケットはおよそ3分半後に高度170キロ近くに到達したあと、落下中に音速を大きく上回る極超音速・マッハ5.5に達したとみられ、打ち上げは成功しました。
今回の打ち上げは、JAXAが開発を進めるスクラムジェットエンジンの実用化に向けた国内初の試験で、極超音速での飛行中での燃焼試験を行い、圧力などのデータを観測したということです。
スクラムジェットエンジンは、マッハ5を超える極超音速での飛行を可能にするものです。これまでのロケットエンジンが燃料を燃やす際に、酸素タンクの中にある酸素を使うのに対し、スクラムジェットエンジンは大気中にある酸素を使うことからタンク自体が不要となり、より多くの貨物などを搭載することが可能で、将来、宇宙船などへの活用が期待されます。
一方、研究を委託した防衛装備庁は、試験の結果を極超音速誘導弾など将来の防衛分野に活用したい考えです。
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