中置きインタークーラー仕様のエンジンルームがついに完成!!
ド迫力のサイド出しマフラーにも注目だ!
前回から進んだ作業は、タービンからインタークーラーまでのパイピング製作と、インタークーラーからスロットルへと繋がるインテークパイプを含めたバフ掛け。それから、フロントパイプ&マフラーもワンオフ製作され、エンジンルームは制御系と冷却系を除いてひとまずカタチになった。
中置きインタークーラー仕様はベース車がDR30だけに、意外性も見た目のインパクトも十分。もちろん、フロントオーバーハング部の軽量化や、パイピング長の短縮によるレスポンスアップなど機能性の高さも申し分なしだ。
タービン(コンプレッサーノズル)からインタークーラーまでのパイピングはφ50×2。絶妙な曲線を描きながらクロスしてサイドタンクへと接続される様は、まさに機能美と呼ぶに相応しい。
「実はインタークーラーIN側のサイドタンク形状を見直したんよ。ツインエントリー式であることには変わりないんだけど、2分割式だとパイピングがボディに当たっちゃって…。そこで、1つのサイドタンクに2本のパイピングを接続するようにしたんだ」と森田代表。
フロントパイプもワンオフ製作。φ50のタービン出口とフロントパイプの間をテーパー形状とすることで排気抵抗を減らし、TD05の小さいEXハウジングでも高回転域における“詰まり”を解消。ピークパワーを引き出すためのメイキングだ。
フューエルデリバリーパイプはエンジン本体の熱が伝わることを嫌って、ワンオフステーによるセミフローティングマウント方式を採用。インジェクターはサード製720ccがセットされる。
すでに紹介しているが、オイルパンは2重構造。シリンダーブロック直下にアルミ製ワンオフ品を装着し、その前端部にSR20用オイルパンをセットする。メンテナンス性や後の容量アップまで見越した作りだ。
また、吸気系と併せて排気系も完成。しかも、フロントパイプからφ70フルデュアルで何とサイド管!! だったりする。マフラーをワンオフ製作するのは聞いていたけれど、まさかこういう展開とは…。
森田代表いわく、「ゼロヨン仕様ならコレでしょ! ツインターボのシングルウエストゲートだから排気バランスはちゃんと取れるし、フルデュアルの方がタービンの音もよく聞こえるし」とのこと。
断面積ではφ100シングルに相当するφ70フルデュアル。助手席側ドアの下に突き出した2本のテールエンドがド迫力で、ハス切りしたステンレス製パイプを使うなどルックスにも配慮。明らかに只者ではない雰囲気を漂わせる必殺アイテムだ。スタート前のミスファイアリングで、ここから炎を吐き出す様はカッコ良すぎるのでは!? などと、妄想は膨らむばかり。
次回は、ハーネスを接続してF-CON VプロでのECUセッティングをレポートできそう。サイド管から吐き出されるFJ20ET改2.1L+TD520Zプロ(オリジナルタービン)ツイン仕様のエキゾーストサウンドは、果たしてどんなものなのか!?
TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
●取材協力:ガレージ八幡 愛知県半田市上浜町10-20 TEL:0569-26-1660
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