Friday, March 3, 2023

カウベルエンジニアリング創業者の一代記 - valuepress(バリュープレス)

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青山ライフ出版が発刊する『激変する時代を生き抜いた 普段着の偉人 株式会社カウベルエンジニアリング創業者 坂川卓志の履歴書』(脇 昌彦著 A5判、298ページ 1600円+税)の概要は次のとおりである。


■『激変する時代を生き抜いた 普段着の偉人 株式会社カウベルエンジニアリング創業者 坂川卓志の履歴書』の詳細


 長野県佐久市にある(株)カウベルエンジニアリングは売上高約一五億円、従業員数約一〇〇人で、先端の電子・情報産業の一角に確固とした位置を占める中小企業である。従業員の半数以上がソフト・ハードの技術者であるから、いわゆる町工場とはひと味違う企業である。本書は同社をゼロから創業した坂川卓志の自叙伝である。

 坂川卓志は岡山の山間部の農村出身で、裸一貫の状態から同社を立ち上げた。
 彼の生家は代々農業を専業とする大地主であった。古いしきたりや伝統の中で生きる大家族の中で、幼少期から高校を卒業するまで、彼は農業を担ってきた。その後、故郷を離れて単身上京、やがて独力で会社を創業し、多くの困難を切り抜けて、その会社を現代社会の先端的な企業に育て上げていった。

 昨今、停滞する日本経済にあって起業家の必要性が盛んに説かれているが、起業するとはどういうことなのか、それを成功させるためには何が必要なのか。どんな困難があり、どう乗り越えていくのか。

 こうした問題は、ITやAIの時代になっても変わらない。その原点は創業経営者の人間力なのである。なぜなら、経営には頭のよさだけではどうにもならないことが山のようにあり、多種多様な困難が次々とやってくるからである。

 本書では坂川卓志が若い頃に遭遇した伊勢湾台風のエピソードが語られているが、昨今のトルコ地震やウクライナ戦争、東日本大震災といった例を見るまでもなく、たとえ経営者の責任でなくても、多大な困難に巻き込まれることもあるのだ。

 このように常に変動している世の中にあって、苦境に陥ったとき「絶対に負けない」「絶対にやり遂げる」という強い意思をもったトップがいなければ、会社はたちまちのうちに消えてしまう。

 どんな人間が、どのような経験をし、どのような経緯で会社を起こし、継続、成長させていったのか。等身大の実例は、非常に有益な情報になる。
 起業家、特にものづくりの分野での創業をめざす人にとっては必読の書といえる。

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