Thursday, March 9, 2023

純正流用で旧車の発電系強化!!同系エンジンの後期派生モデルに要注目 - Webike Plus

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輸出仕様のKZ550の購入と同時に、国内ミドルフォーのZ400FXやZ400GP、そしてGPz400Fシリーズに関して、サービスマニュアルを見比べながら電装系を比較してみた。同ミドルフォーシリーズをよく知る経験豊富なメカニックにお話を伺ってみると、Z400FXの電気系、特に、初代E1からE3までは発売当時の環境でも充電不良になることが多かったそうだ。具体的な症状は、いわゆる「バッテリーあがり」だそう。トラブル時には、レギュレーターレクチファイアから疑うのが筋なのだが、結論として同部品は問題なく、オルタネータ本体の出力自体が低下している例が多かったそうだ。

最後期モデルのE4になると対策部品が組み込まれ、バッテリーあがりトラブルは少なくなったそうだ。初期シリーズとE4との違いは「オルタネータの仕様」にある。初期シリーズのZ400FXでは、交流出力2本線のオルタネータを標準装備するが、E4では3本出力の3相交流発電を採用している。ちなみにヨーロッパ仕様(ヘッドライトスイッチ付き)のモデルでは、国内E1~E3と同じ2本出力を採用している例が多い。

その一方で、北米仕様(アメリカ仕様)のKZ400JやKZ550シリーズの場合は、道交法によって「常時ヘッドライトオン」が義務付けられている。そんな状況を考慮し、北米仕様では新車当時から3相交流発電を採用している。単純に交流出力2本式から3相交流式に変更すれば、バッテリーの充電状況が改善されるというのが、カワサキミドルフォーを良く知るベテランメカニックの見解だった。もちろん、その仕様変更に伴い、レギュレーターレクチファイアを適合する部品に交換しなくてはいけないが、その対策を施すことで、充電系は確実に安定するようになるのだ。

ここでは、2本出力式のKZ550純正オルタネータを取り外し、3相交流発電のオルタネータ(北米仕様のKZ550LTD用中古パーツを流用)および、そのオルタネータに適合する!? であろうと考えられる、レギュレーターレクチファイアを装備することにしてみた。

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