日立情報通信エンジニアリングは2023年3月8日、「セキュアインターネット接続ソリューション」のサービス内容を拡充し、販売を開始した。ゼットスケーラー(Zscaler)の製品を用いて、ゼロトラストに基づくネットワークアクセスを実現するクラウド型Webプロキシとリモートアクセスを提供する。
日立情報通信エンジニアリングの「セキュアインターネット接続ソリューション」はネットワークアクセスを安全にするセキュリティサービス群である。2020年に、不正なサイトへのアクセスを防止するクラウド型DNSサービス「Cisco Umbrella」を用いたサービスの提供を開始した。今回、ネットワークアクセスを安全にするサービスを追加した(図1)。
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今回、ゼットスケーラー(Zscaler)製品を用いてネットワークアクセスを安全にするためのサービスを提供する。クラウド型Webプロキシサービス「Zscaler Internet Access(ZIA)」と、クラウド型リモートアクセスサービス「Zscaler Private Access(ZPA)」である。
両製品により、ゼロトラストに基づくネットワークアクセスを提供する。ユーザーからアクセス要求があるたびにユーザーと機器情報を検証し、事前に定義したセキュリティポリシーに従って動的に条件を変更し、許容された接続先へのアクセスを許可する。サーバーなどのハードウェアが不要なクラウドサービスのため、アクセス数制限も緩和されており、段階的な利用者の拡大やシステムの増設にも柔軟に対応可能である。
セキュリティ対策機能として以下を備えている。
- 不審なふるまいの検出
- カテゴリやユーザー、グループ、時間、場所に応じた通信制御
- 接続ごとに接続定義条件を変更する動的コンテンツフィルタリング
- 接続定義条件を変更しない静的コンテンツフィルタリング
- クラウドアプリケーションの分類と制御
上記の機能は、同時並行処理が可能で、セキュリティ対策と性能を両立したとしている。トランザクションおよびデータパケット処理に要する遅延時間として約100ミリ秒以下のSLAをうたい、利用者数が数十万人規模に増えた場合でも性能が損なわれることがなく機能を拡張できるとしている。
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