この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2022年に最も引用された企業は、1位 栗田工業、2位 JFEエンジニアリング、3位 オルガノとなりました。
1位 栗田工業の最も引用された特許は「熱交換器の熱源コストを低減することができる超純水製造装置」に関する技術で、三浦工業やオルガノなどの計3件の審査過程で引用されています。このほかには「低コストでホウ素濃度を基準値以下とすることができるホウ素含有水の処理方法」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、住友金属鉱山などの計2件の拒絶理由として引用されています。
2022年に、栗田工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はオルガノ(39件)、次いで野村マイクロ・サイエンス、水ing(いずれも11件)となっています。
2位 JFEエンジニアリングの最も引用された特許は「誘導型歩行補助システム」に関する技術で、トヨタ自動車などの計4件の審査過程で引用されています。このほか「急速充電装置」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、古河電気工業などの計4件の拒絶理由として引用されています。
2022年に、JFEエンジニアリングの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はJFEスチール(14件)、次いで日本製鉄(11件)です。
3位 オルガノの最も引用された特許は「逆浸透膜処理方法および逆浸透膜処理システム」に関する技術で、三浦工業の「水処理システム」関連特許など計2件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2022年に、オルガノの特許により影響を受けた件数が最も多い企業は栗田工業(25件)、次いで野村マイクロ・サイエンス(8件)となっています。
4位 日立パワーソリューションズは「異常予兆検知システム及び異常予兆検知方法」、5位 日鉄エンジニアリングは「制振鉄骨構造物」が、最も引用された特許として挙げられます。
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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2022年12月までに公開されたすべての特許のうち、2022年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2023年5月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
■エンジニアリング業業界 他社牽制力ランキング2022 データ販売
納品物:以下のデータを収録したエクセルファイル
1)ランキングトップ30社
エンジニアリング業業界の被引用件数上位30社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
エンジニアリング業業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2023/07/fcitengi.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
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