トヨタ自動車は29日、大分県のレース会場で、市販化に向けテストを重ねている液体水素エンジン車の開発状況を公表した。5月のレース世界初完走から2カ月で燃料ポンプの耐久性は3割向上。補給時間を従来の1分40秒から1分に縮め、車体は40キロ軽くした。ただ実用化に向けた課題は多く市場投入の時期を示せる段階にはまだないという。
液体水素は温度をマイナス253度以下に保つ必要があり、気体水素よりも扱いが難しい。一番の課題は燃料をエンジンに送り出すポンプの弱さ。そもそも超低温で正しく働かせることが難しい上に、ガソリン車のようにオイルで摩耗を防げないのが理由という。
5月時点のポンプの走行寿命は10時間。今回は部品改良で13時間まで伸ばしたが、少なくとも数万キロ以上は走る市販車に必要なレベルには到底及ばない。
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