大衆車のベンチマークとして未だ世界で存在感を放つVW『ゴルフ』。現行世代のゴルフ8が、2024年にもマイナーチェンジを果たす。今回、開発テスト中の姿を初めてスクープしたのは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルの『ゴルフGTE』だ。
◆新1.5TSIエンジン搭載!? PHEVホットハッチ「ゴルフGTE」
暑い天候下でテスト中を捉えたプロトタイプ。ゴルフラインアップの刷新に倣い、よりスリムになったヘッドライトがクールな印象だ。フロントバンパーは左右のハニカムメッシュ部分が“コの字”型になっている点が新しい。また従来モデルにあったX型の5ポイントLEDは見当たらない。
リアエンドでは、LEDテールライトに従来型を模したステッカーが貼られているが、グラフィックは新設計されるはずだ。下部バンパーにはダミーのエキゾーストパイプが残されているが、これも市販型では削除されると思われる。
VW ゴルフ GTE 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)サイドを捉えた写真からは、ダッシュボードから突き出た大きなスクリーンが見てとれる。インパネは最新の『ID.7』と同じ15インチサイズの大型の自立式インフォテインメントタッチスクリーンによって占められている。ステアリングホイールの静電容量式タッチボタンを廃止し、物理的なコントロールに戻されている点も注目だ。
下位グレードには『ID.3』のような小型の12インチスクリーンが搭載される可能性があるが、それでも現在のゴルフの10インチディスプレイよりも大きくなる。
パワートレインに変更があるかは断定できないが、この秋にデビューするVW傘下のシュコダ『コディアック』には、1.5リットルターボのTSIエンジンをベースにしたPHEVが用意されるのがヒントとなるかもしれない。ゴルフGTE改良新型では、古い1.4TSIから、新開発の1.5TSIエンジン+電気モーターに切り替わると予想される。
ベース車のゴルフ、そしてゴルフGTEともに、ワールドプレミアは2024年内と予想される。VWは次世代ゴルフがBEVになることを認めており、内燃機関を搭載するゴルフとしてはこれが最後のフェイスリフトとなりそうだ。
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